企画展 局舎の窓から射す陽光(ひかり)~逓信建築の機能美/~Postal Architecture ― A Breath Through the Window 【会期】2026年10月3日(土)~11月23日(月・祝)  【会場】郵政博物館



郵便局に代表される局舎建築の「窓」。
それは単に建物のフォルムとしての美しさだけではなく、
電気設備や空調システムが発達していなかった時代に、
窓口ロビーやバックヤードにも、より明るく、より快適な環境を保つための工夫が
隅々にまで考慮された設計が施されていた結果でした。
本展では構造物としての窓のほか、窓口という機能にも着目し、
「窓」を通して局舎の変遷を検証します。


郵政博物館(所在:東京都墨田区)では、戦前の東京・大阪中央郵便局などを設計した吉田鉄郎の没後70年を迎える今年、逓信・郵政建築の局舎の「窓」に着目した企画展「局舎の窓から射す陽光(ひかり)~郵政建築の機能美~」を2026年10月3日(土)から11月23日(月・祝)まで開催します。
郵便局に代表される局舎建築からは、モダニズム建築の代表として知られる東京中央郵便局など日本の建築史を彩る数々の名建築が生まれました。

「用の美」を追求した多様な局舎の窓

逓信省の「局舎」には、郵便局のほか電信電話局、貯金局、保険局などさまざまな用途の建物がありました。
そんな局舎建築の特徴の一つに「窓」があります。戦前には、その印象的な大きさが特徴の「窓」により採光と通風を考慮、日本の風土に適した設計が検討され、戦後の郵政建築にも受け継がれていきます。それは単に建物としてのフォルムの美しさだけではなく、電気設備や空調システムが発達していなかった時代により明るく、より快適な環境を保つための工夫が隅々にまで考慮された結果生まれた「用の美」といえるでしょう。

左:「東京中央郵便局外観」撮影:1933年、設計:吉田鉄郎、右:「郵便差出箱(航空郵便専用)」(背景に東京駅と東京中央郵便局を望む)1930年代

局舎建築の図面や写真を初公開。世界の局舎を描いた切手も展示

本展では、郵政博物館が収蔵する原図、写真帖などの建築記録を展示します。ウィーンの「郵便貯金局」(設計:オットー・ワーグナー)をはじめとする諸外国の局舎建築とも比較しながら、局舎を象徴する「窓」に着目します。
さらに、戦前の名建築として知られた簡易保険局(1929年竣工)の建築図面や旧・大阪中央郵便局(1939年竣工)の建築部材など、郵政博物館が収集した名建築の局舎資料を初公開いたします

主な展示資料

図面の窓で鑑賞する局舎

名画の窓で鑑賞、名建築局舎

大阪中央郵便局図面より「参考10号公衆溜展開図縮尺1/50」

製作年代不詳、設計:吉田鉄郎

「本庁正面図」1929年、筆:川瀬巴水

(簡易保険広報絵葉書原画)、簡易保険局

写真の窓から覗く局舎

切手の窓から覗く世界の局舎


「東京郵便電信局」

竣工:1892年、設計:片山東熊

記念切手「オーストリア郵便貯金銀行100年記念」オーストリア、1983年

(設計オットー・ワーグナー 「ウィーン郵便貯金局)

毎週懐かしの郵便局業務の映像などを公開。最新局舎、そして未来の郵便局とは?

局舎建築の「窓」の歴史をたどりながら、近年の郵便局舎の機能や、昨年開催された2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)に、お客さまもスタッフも"PLAY(楽しむ/遊ぶ)する"新しいスタイルの郵便局として設置された「Pℓay!郵便局(プレイ郵便局)」の窓口の再現なども行います。
そのほか、未来や宇宙における郵便局の窓、局舎の姿を来館者が考える参加型のコーナーも併設します。
過去の礎を検証し、現在、そして未来に目を向けた企画をとおして「未来の郵便局の姿」を創造することを目的として開催し、来館者が未来の局舎や窓口の姿を考える機会を提供します。

■関連展示 「レトロ郵便局の旅展」~建物からたどる地域と郵便の物語~
関連展示として、板橋祐己さんが全国を巡って撮影したレトロ郵便局舎の写真展を開催します。
【会期】2026年10月3日(土)~11月23日(月・祝) 【会場】多目的スペース

「全国を訪ね歩き、今も営業を続ける郵便局舎から、役目を終えてカフェや資料館、宿泊施設などに生まれ変わった建物まで、その姿と来歴を記録してきました。本展では、全国各地に残る個性豊かな郵便局舎を写真と資料で紹介します」~板橋祐己氏あいさつ文より~  https://retropost.net/retroyubin/

左:江津郵便局(島根県)、右:旧鹿籠金山郵便局 撮影:板橋祐己

講演会等 1~3:当日先着順40名 4:当日先着20名

No.

イベント名

内容

日時

会場

1

逓信・郵政建築の歴史

登壇者:観音克平、木村智、竹本勉
郵便局の設計に携わってきた元・郵政省建築技官の3名と学芸員によるトークセッション。
※講演後に登壇者によるギャラリートークを予定。

10月11日(日)
14:00~15:30

多目的スペース

2

レトロ郵便局の旅

登壇者:板橋祐己
レトロ郵便局舎に関する板橋さんのトークショー。

11月14日(土)
14:00~15:30

多目的スペース

3

郵便局を設計すること

登壇者:観音克平、木村智、竹本勉
郵便局の設計に携わってきた元・郵政省建築技官の3名と学芸員によるトークセッション。
※講演後に登壇者によるギャラリートークを予定。

11月23日(月・祝)
14:00~15:30

多目的スペース

4

ギャラリートーク

担当学芸員によるギャラリートーク。

10月3日(土)
11月1日(日)
14:00~14:30

企画展示室

イベント 

No.

イベント名

内容

日時

会場

1

本展限定ポストカードの配布

先着200名

10月3日(土)10:00~

総合受付

2

記念小型印の実施
(向島郵便局臨時出張所)

本展記念小型印(消印)の押印サービス。85円以上の切手を貼付した台紙(紙類)に押印。切手・はがき類の当日販売あり

10月3日(土)
10:00~17:30
(17:00受付終了)

エントランス

3

毎週!郵便シネマ館
郵便局に関する映像を公開

週替わりで郵便局に関する昭和30年代から最新の郵便局に関するPR映像を上映

開館中毎日
※週替わりでコンテンツを変更して上映予定
※詳細はHP

シアター

4

郵便局舎でコラージュ封筒をつくろう!

郵便局舎の写真を使って封筒にコラージュしてオリジナル封筒をつくるワークショップ

10月3日(土)、4日(日)
14:00~16:00(15:30受付終了)
時間中随時受付

多目的スペース

5

郵便局舎で絵封筒をつくろう!

郵便局舎をモチーフにした絵封筒を作るワークショップ

10月17日(土)・18日(日)
14:00~16:00(15:30受付終了)
時間中随時受付

6

郵便局舎で缶バッジをつくろう!

名建築の局舎をデザインした缶バッジを作るワークショップ

10月24日(土)・25日(日)
11月7日(土)、8日(日)
14:00~16:00(15:30受付終了)
時間中随時受付

7

郵便局舎でアクセサリーをつくろう!

レジンを使ったアクセサリーをつくるワークショップ

11月15日(日)・22日(日)
14:00~16:00(15:30受付終了)
時間中随時受付

ワークショップの作品画像はイメージです。

郵便局舎でコラージュ封筒をつくろう!

郵便局舎で絵封筒をつくろう!

郵便局舎で缶バッジをつくろう!

郵便局舎でアクセサリーをつくろう!

開催概要

展覧会名  企画展「局舎の窓から射す陽光(ひかり)」~逓信建築の機能美~
      Postal Architecture ― A Breath Through the Window
会  期  2026年10月3日(土)~11月23日(月・祝)
主  催  公益財団法人通信文化協会
会  場  郵政博物館(Postal Museum Japan)
所 在 地  〒131-8139 東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ9階  
時  間  10時~17時30分(入館は17時まで)
休 館 日  月曜日(月曜日が祝日の場合は翌火曜日休館)
入 館 料  大人300円、小・中・高校生150円、未就学児無料 *障害者手帳をお持ちの方及び介助の方無料
電  話   03-6240-4311(総合)
ウェブサイト https://www.postalmuseum.jp/(郵政博物館)
公式SNS  X、Facebook(郵政博物館)

■トピックス 「吉田鉄郎没後70年展」、KITTE丸の内で開催

会期:2026年9月17日(木)~10月9日(金)11:00~20:00(入場無料)
会場:KITTE丸の内4階旧東京中央郵便局長室
主催:吉田鉄郎没後70年企画準備委員会
https://www.jp-ae.japanpost.jp/news/1965/