博物館ノート

冬季資料公開 未年の年賀状

収蔵品

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世界最初のはがきは1869年、オーストリアから発行されました。翌年、ドイツにおいて簡単な絵を私製はがきに印刷したものが現れ、数年後には絵はがきが多量に作られるようになりました。
日本では明治6(1873)年に官製はがきを発行、明治33(1900)年10月に施行された郵便規則において私製はがきが認められると、写真や色刷りの美しい絵はがきが作られるようになり、錦絵の技術を用いた美しい木版画による年賀状も豊富に出回りました。
私製はがきの年賀状が作られるようになると、日本各地で年賀状の交換会が生まれ、活発な交換が行われるようになりました。
資料は、未年の年賀状交換会のものです。