博物館ノート

早馬の図

収蔵品

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早馬の図(中村洗石画)

この絵は鎌倉・室町時代の早馬の姿を当時の絵巻などを参考に描いたものである。
鎌倉幕府は伝馬の制(駅路の法)を定め、宿に人馬を常駐させて通信・交通が円滑に行えるようにした。鎌倉飛脚(六波羅飛脚)は京都・鎌倉間を7日で結んだという。
街道も鎌倉と関東、上信越、陸奥などを結ぶ鎌倉街道が整備された。街道を馬で行く飛脚は早馬、人が走って届けるものは脚力と呼ばれた。